委員長に許斐元文氏、書記長に中原博徳氏を選出

JR九州労組は7月10・11日の両日、佐世保市「ホテルオークラJRハウステンボス」で、結成20周年の節目となる第 22回定期大会を開き、「安全最優先の風土づくり」「組織の強化・拡大」「産業・労働政策の実現」「政治的政策課題の実現」を基調とする2013年度運動 方針を満場一致で決定するとともに、許斐元文委員長、上野真・芦原秀己両副委員長、中原博徳書記長をはじめとする新執行部を選出し、「飛躍・信頼・創造」 のスローガンの下、各級機関役員が一丸となって、新たな時代を切り拓くために挑戦していく決意を固めあった。

大会には、執行部・代議員・特別代議員・来賓・傍聴者など250人が出席。議長団に岩口保則代議員(長崎)と濱田享二代議員(熊本)を選出した。

執行部を代表して德田哲也委員長は、冒頭、「1993年3月6日に、職場の融和と団結を強め、働きがいのあるJRを創造するために、新生JR九州労組を結 成し、真に民主的な労働組合と健全な労使関係の構築をめざして、『力と政策』を基軸に運動を展開してきた。その結果、組織の強化・拡大や政治的政策課題の 解決等多くの成果を勝ち獲るとともに、責任組合としての確固たる地位を築いてきた」と20年の運動と成果を振り返った。そのうえで「JR九州で働いて、そ してJR九州労組に所属してよかった」と言える企業と労働組合を創造すべく、①安全問題、②組織課題、③春闘と諸労働条件の向上、④政策課題の実現、⑤第 23回参議院選挙と中間地方選挙勝利の5点について所信を述べ、「この間の足跡を踏まえつつ、次なる5年・10年にむけ、諸課題の解決と現場中心で組合員 一人ひとりの目線に立った運動を構築していこう」と訴えた。

質疑では、運動方針を補強する立場から27人の代議員・特別代議員が発言。中でも、効率化施策をはじめとする業務課題への対応や高年齢者の労働条件改善、 次世代を担う役員・活動家の育成に対する意見が多く出された。発言内容に対して担当執行委員が答弁、許斐書記長が集約答弁を行い、提案された全ての議題を 満場一致で採択した。

役員選出では、新生JR九州労組結成以降、長年にわたり運動を牽引してきた德田委員長、福田博州副委員長など8人の役員が退任し、許斐委員長、上野・芦原両副委員長、中原書記長をはじめとする新執行部を選出した。

その後、安全確立、組織強化・拡大、政策課題実現、第23回参議院選挙・中間地方選挙勝利へ全力をあげて取り組むとする大会宣言を採択。最後に許斐新委員長の団結がんばろうで閉会した。

更新日:2013年7月11日